地下鉄御堂筋船「新金岡」からすぐのおかもと眼科クリニック。一般的な眼科診療から手術まで。

TEL:072-246-4113

大阪府 堺市 北区 長曾根町3069-6
新金岡ビル3・4F

目の病気③

 

求人案内

トップページ»  目の病気③

飛蚊症

黒点が飛ぶように見える『飛蚊症(ひぶんしょう)』と『網膜剥離(もうまくはくり)』

[図1]正常な眼球
[図2]後部硝子体剥離で濁りの出た眼(正常)

目の前に黒いものが飛んだように見えることはありませんか。これは飛蚊症(ひぶんしょう)と呼ばれる症状で、蚊が飛んでいるように見えるという意味で、このように呼ばれます。
実際にはこのほかにも水玉、ムシ、黒いスス、ゴマ、糸くず、お玉じゃくし、輪などや、透明なものが見えることもあります。目を動かすと、フラフラッーと目の動きと一緒に動いて見えます。
眼の中には硝子体(しょうしたい)と呼ばれるゼリー状のものがつまっていますが、この硝子体に濁りができ、その影が見えるのです。これを後部硝子体剥離(はくり)といい、硝子体が縮んで濁りが生じ、その影が網膜に写って見えるのです。多くの場合、加齢とともにおこる眼の内部変化なので心配はありません。
しかし場合によっては失明につながる病気を起こしていることもあります。一番心配な病気は網膜剥離。網膜に裂け目(裂孔)ができ、そこから網膜がはがれて目が見えなくなる病気です。眼の中に出血や炎症が起こった場台にも飛蚊症が急に現れることがあります。
急に現れた飛蚊症は心配な状態かどうか、眼底検査でチェックされることをおすすめします。

網膜裂孔

網膜裂孔が網膜剥離に進むとき

網膜裂孔の症状+視野欠損や視力低下

網膜剥離の症状を挙げてみましょう。

飛蚊症
網膜剥離が起きると、飛蚊症の症状が一段と気になりだします。もともとあった硝子体の濁りが眼球内で変化したり、裂孔ができた際に生じた出血が影となって、網膜に映し出されるためです。視野の中に煙が湧くように感じることもあります。
視野欠損
剥離した網膜は感度が低下します。そのため剥離部分に対応する視野が見えなくなる「視野欠損」という症状が現れます。例えば下の網膜が剥離すると上方の視野が欠けます。ただ、左右両目で見ているため、視野欠損が軽度だと気づかないことが珍しくありません。
視力低下
網膜の中央を「黄斑」といい、細かいものを見る能力が格段に高い部分です。この部分の網膜の働きによって視力が決まります。ですから剥離が黄斑にまで広がると、視力が急に低下します。ものがゆがんで見える「変視症」を自覚することもあります。

網膜剥離

失明予防のカギは、早期発見・早期治療

いったん網膜剥離が起きると、時間とともに剥離の範囲が広がります。また、剥離した網膜の細胞には栄養が十分に届かないので、徐々に機能が失われていきます。
網膜細胞の機能が完全に失われてしまうと、それから治療しても視力や視野があまり回復しません。失明に至ることもあります。
近年は治療法が発達して失明の確率が減っていますが、早期治療が重要なことに変わりありません。網膜剥離と思われる症状があれば、すぐに眼科を受診してください。

眼底出血

ぶどう膜炎

ぶどう膜は眼球を包む、血管が豊富な組織

ぶどう膜とは、脈絡膜と毛様体、虹彩の三つをまとめて呼ぶ総称です。
これらは眼球全体を包み込むように広がっています。
なにかしらの原因でこれらの組織に炎症が起こることを「ぶどう膜炎」といいます。

斜視・弱視

子供の『目』の発達 遠・近・斜視の早期発見

子供の視力の発達

いよいよ4月から新学期。新たに入学されるお子さん、お孫さんの視力は大丈夫ですか?
私たち大人は、子供の視カも大人と同様だと思っていますが、実はそうではありません。
子供の視カは、出生直後で光が見分けられる程度、生後3ヶ月で0.5、6ヶ月で0.1、1歳で0.2~0.3、2歳で1.0に達するといわれています。子供の目は、まだ見る機能が発達途上で、未発達なのです。また、8歳ころまでは視カの発達への感受性が高くこの間にしっかりと両眼で物を見る訓練をしないと弱視になり、大人になって、どんな眼鏡をかけても、視カが確保できないということになりかねません。
視カがちゃんと測れるようになるのは3歳のころ。ちょうどそのころに行われる3歳児健診で、大きな目の病気、とくに斜視や弱視の検査はされますが、見逃される場合も少なくありません。近視だけでなく、遠視、斜視などを早期発見し、適切な眼鏡をかけさせることは親の務めです。さもないとものを見る機能が発達しなかったり勉強に支障がでたりすることもあります。学校へ上がる前のこの時期、眼科受診をおすすめします。

PAGE TOP