近視、強度近視の人への注意
- 近視の眼とは?
- 視力が弱いといえば近視と思われやすいように、近視になってしまった眼には眼鏡矯正が必要となります。しかし、眼鏡は見かけの問題や使用上の不便さから、近視の子供を持つ親に嫌われます。確かに、近視は遠くを見るとぼやけて見にくく不便ですが、近くを見るには目を近づけさえすれば見えるため、特に不自由はありません。むしろ、正規の人が老眼鏡の必要な頃になっても、近用眼鏡を必要としない場合があり、老視に有利とされています。ただ、強度近視に関しては、後に述べるような疾患と結び付く例がありますので注意が必要です。
- 近視はなぜ起こるか
- 近視には遺伝と環境が互いに作用しあっていて、その本態はまだ十分に解明されていません。強度近視では、眼軸長(眼球の長さ)が延長していて、遺伝にかかわる場合が多く見られます。一方、軽い近視では環境の影響が大きく、近視になりやすい子供が本を読みすぎたり、コンピューターゲームばかりしていると近視を生じやすいといわれています。